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南城市長「キス」否定 セクハラ疑惑、市議会で答弁 「1対1で接するのは、なかなかない」 沖縄


南城市長「キス」否定 セクハラ疑惑、市議会で答弁 「1対1で接するのは、なかなかない」 沖縄 南城市役所(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 古謝景春南城市長は19日の市議会一般質問で、市議会特別委員会が実施したハラスメントに関する職員アンケートで「市長からキスされた」という回答が複数寄せられたことについて、「事実ではない」と否定した。宮城尚子市議の質問に答えた。

 古謝氏のセクハラ疑惑が発覚した昨年12月以降のセクハラの有無も問われたが、古謝氏は「1対1で職員と接するというのはなかなかない。ございません」と否定した。

 宮城氏は、古謝市長が県議選関連の集会の場で、市長からのセクハラ被害を訴えて市長や市を相手取って提訴した元市長車運転手の女性や家族の情報を話していると指摘。宮城氏の「情報漏えいしている認識はあるか」との質問に対し、古謝氏は「そういうことを基本的にはしていない」と否定した。

 知念俊也市議は「市長としての説明責任を果たすためにも記者会見を開くべきでは」と求めたが、古謝氏は「裁判で詳細に話す」と述べるにとどめた。

 疑惑を巡っては、特別委が第三者委員会の設置を市に要請する考えを示している。市は要請に応じる方針だが、第三者委の委員の人選について、當眞隆夫副市長は「関係者が関わらない中立公正に選定する」と述べた。

 アンケートの回答結果は20日の一般質問終了後に開かれる特別委員会で内容を確認した後、市の公式ホームページで公表される予定。 

(普天間伊織)