部活生自死で懲戒免職の元顧問、退職金不支給を不服とし県に審査請求 沖縄


部活生自死で懲戒免職の元顧問、退職金不支給を不服とし県に審査請求 沖縄 沖縄県庁(資料写真)
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 2021年1月、県立コザ高校2年だった空手部男子生徒が部活動の顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受け自ら命を絶った問題で、懲戒免職処分を受けた元顧問の男性が、退職金の不支給処分の取り消しを求めて県に審査請求を行っていたことが20日、分かった。

 県は請求を棄却する方針で、県議会6月定例会に関連議案を提出する。

 県によると、県教育委員会は21年7月29日付で元顧問を懲戒免職とし、同30日付で退職金を支給しないという処分を行った。元顧問は21年10月に処分を不服として審査請求した。請求を受け、県の審理員が双方の意見を聴取し、ことし2月に意見書を提出した。

 今後、県議会に諮問し、県議会が答申して結論を出す。