ナイフ突きつけコンビニ強盗の米兵、有罪判決 那覇地裁 沖縄


ナイフ突きつけコンビニ強盗の米兵、有罪判決 那覇地裁 沖縄
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 4月に宜野湾市内のコンビニエンスストアで店員にナイフを突きつけ、現金約13万円を奪ったなどとして強盗罪や建造物侵入罪、窃盗未遂罪に問われた米海兵隊上等兵の被告(20)に、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)は12日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 佐藤裁判官は判決理由で、詐欺被害に遭ったことをきっかけに、現金欲しさから犯行に及んだ経緯と、動機にくむべき事情はないとした。

 ナイフを突きつけるなどしたとして「危険であり、被害額もコンビニ強盗の中では高額だ。犯行後、別の店舗でも窃盗未遂に及んでいることを考慮すると刑事責任は重い」と指摘した。

 一方で、被害店舗と示談が成立しており、前科がないことなどから執行猶予が相当とした。