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被害者への支払い「公務中」7億円超 米軍の事件・事故 公務外やSACO見舞金の総額も判明 2015~23年度


被害者への支払い「公務中」7億円超 米軍の事件・事故 公務外やSACO見舞金の総額も判明 2015~23年度 日米の国旗(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

【東京】米軍人・軍属による公務中の事件・事故のうち、日米地位協定などに基づく請求を受け、防衛省が2015~23年度に被害者に支払ったのは1260件で約7億1200万円に上ることが11日、分かった。防衛省が伊波洋一参院議員(沖縄の風)の求めに応じ資料を提出した。

 防衛省は「米国負担額については米国から償還を受けている」と説明した。米国負担額は、米国のみに責任がある場合75%、日米双方に責任がある場合50%。

 公務外の事件・事故のうち、日米地位協定などに基づく請求を受け、防衛省が15~23年度に被害者へ支払ったのは120件で約1億5900万円。米側の補償が不足した場合に日本政府が穴埋めする「SACO見舞金」の支払いは15~23年度に11件あり、約1億2700万円に上る。 (明真南斗)