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沖縄女性の「声」を世界に 県内有志ら「アクション」発足、きょう25日イベント 那覇のてぃるる


沖縄女性の「声」を世界に 県内有志ら「アクション」発足、きょう25日イベント 那覇のてぃるる 神谷めぐみ共同代表
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 25日は「女性の権利デー」。1985年のこの日に日本で女性差別撤廃条約(CEDAW)が発効したことにちなんで、国内各地でジェンダー平等に向けた取り組みが企画されてきた。

 沖縄でも取り組みを起こそうと、県内女性有志による「アクション沖縄アチーブジェンダーイクオリティ」のプロジェクトが7月に発足した。

 米兵による性的暴行事件など、沖縄における女性差別の解消に向け、10月にスイス・ジュネーブで開かれる国連の女性差別撤廃委員会へ沖縄の女性の声を届けようと意気込んでいる。

 日本は条約締約国だが、権利侵害の情報を個人が国連に通報できる「個人通報制度」などを規定した選択議定書を批准していない。国内では批准を求めて地方議会で意見書の採択が相次ぐ。10月の国連女性差別撤廃委員会では、日本国内の取り組み状況が8年ぶりに審査される。

 「アクション沖縄」共同代表で、県内大学で研究支援助手をする神谷めぐみさんは取り組みを沖縄でも広げたいと考えたと発足理由を説明。今後、市町村議会への請願や陳情を展開する。

 25日にキックオフイベントを開催する。イベントは25日午後7時~8時半、那覇市西の県男女共同参画センターてぃるる会議室で。資料代として学生300円、社会人千円。 

(慶田城七瀬)