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「人が良い」父思い涙 次男正志さん「特に病気なく」 松川宜野湾市長急逝 沖縄


「人が良い」父思い涙 次男正志さん「特に病気なく」 松川宜野湾市長急逝 沖縄 松川正則宜野湾市長(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 宜野湾市の松川正則市長の死去を受け、次男で後援会の事務局長を務める正志さんは26日、宜野湾市内で琉球新報の取材に応じ、「特に大きな病気もなく、衝撃を受けている」と述べた。「人が良すぎた」と父の人柄を語り、目に涙を浮かべた。

 正志さんは「元気に過ごしていた」と最近の松川市長の様子を振り返る。病死との報道に「年齢的なものなのか、暑さでなのか、なんともいえない」とし、「現実味がない。帰ってきそうな感じがする」と話した。

 市長としての役割についても「自分のやりたいことも、やりかけだった。残念だと思う」と道半ばでの急逝を悔やんだ。

 正志さんによると、家族は同日午前9時ごろに宜野湾市職員から「市長が倒れた」との連絡を受けた。その後、家族が現場にいる関係者に直接連絡したところ、ホテルで亡くなっている状態だったと伝えられたという。

 松川市長の妻・秀子さんと娘が飛行機で東京へ向かい、埼玉県にいる長男も現場へ駆けつけたという。正志さんは「母が一番動揺していると思う」と秀子さんの心境を思った。 

(金盛文香)