那覇地検検事正に就任の白井氏「法と証拠に基づき処理」　米兵性的暴行事件　沖縄　　

　22日付で那覇地検検事正に就任した白井智之氏（54）が29日、記者会見し、米兵の性的暴行事件の続発を受けた今後の米兵・米軍属への事件対応について、「法と証拠に基づいて事件処理に当たる」と述べた。

　県警が、運用改善の方針を示した米兵・米軍属による性犯罪事件の、県への情報提供について「沖縄県警からの相談に対して適切に対応していくということが重要だ」とした。報道対応に関しては「公益上の必要性ということも当然考慮に入れる」とした上で「個別の事案ごとに判断する」と述べるにとどめた。

　愛知県出身。京大法学部卒。1996年に任官し、東京、大阪、那覇の各地検で検事。那覇地検では検事、石垣支部長、次席検事などを務めた。法務省刑事局参事官などを経て、横浜地検特別刑事部長、東京地検公判部長を務めた。