新輪転機始動 カラー豊富に 琉球新報社


新輪転機始動 カラー豊富に 琉球新報社 新輪転機始動式でテープカットする普久原均琉球新報社長(左から2人目)ら関係者=7月31日、那覇市の琉球新報制作センター(喜瀨守昭撮影)
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 琉球新報社は1日付の新聞から新しい輪転機(新聞用印刷機)による印刷を始めた。31日、新輪転機始動式が那覇市天久の琉球新報制作センタービルで開かれ、「印刷スタート」のかけ声で同社の普久原均社長が始動ボタンを押した。

 早速刷られた特別紙面が、集まった関係者らに配られた。これまで最大16ページだったカラー印刷が、24ページまで拡大し、機能が1・5倍となる。二つの媒体を同時に印刷でき、1時間に16万部の印刷速度を備える。

 輪転機は新聞発行にとって、休刊日を除けば止まることが許されない心臓部分だ。輪転機の更新は25年ぶりとなる。普久原社長は「紙の新聞が主力商品であることに変わりはない。県民の皆さまに良い紙面を届けていきたい」と話した。

 (中村優希)