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開邦・平良さん奨励賞 全国高文祭美術・工芸 「すごく光栄」 沖縄


開邦・平良さん奨励賞 全国高文祭美術・工芸 「すごく光栄」 沖縄 思春期の反抗心を描いた平良さんの油画作品「晦冥を睨む」(提供)
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 【岐阜で高橋夏帆】第48回全国高校総合文化祭2日目の1日、岐阜市民会館で美術・工芸部門の表彰式があり、開邦3年の平良優芽さん(17)の油画作品「晦冥(かいめい)を睨(にら)む」が奨励賞に選ばれた。出品作品402点のうち、特に優れた20点に贈られる。平良さんは「思ってもみなかったので驚いた。すごく光栄だ」と喜んだ。

 思春期の反抗心がテーマ。睨むようなまなざしの高校生と反抗心の象徴としてヤギを描いた。背景の暗闇は混色で描き、絵の具で凹凸を付けて、受け手に暗闇にあるものを想像させる工夫をした。講評した大学教授に「会場に入ってすぐに目に入った」と言われ、「目が合いギョッとする様子が伝わりうれしい」と達成感をにじませた。

奨励賞に選ばれた開邦3年の平良優芽さん

 小倉百人一首かるた部門は那覇国際、宮古、開邦の合同チームが出場。4県総当たりの予選は1勝2敗で決勝トーナメントに届かなかった。主将を務めた那覇国際3年の吉平鈴菜さん(17)は「支え合えるメンバーだった。このチームで出られて良かった」と笑顔だった。

 将棋部門は個人、団体の対局があった。男子個人で、那覇国際2年の邊士名朝陽さんが予選と決勝トーナメント1、2回戦を突破し、ベスト8入りを果たした。2日に準々決勝がある。女子団体の八重山は決勝トーナメント2回戦で敗れた。