尖閣でメキシコ国籍男性を救助　カヌーで漂流か　魚釣島で巡視船が発見　11管区海保　沖縄

　16日に尖閣諸島の魚釣島にメキシコ国籍の男性が上陸していたことが第11管区海上保安本部への取材で17日分かった。16日午後2時40分ごろ、島東岸で救助を求めるように手を振る男性を、哨戒中だった巡視船が発見し、午後5時ごろヘリで救助。男性は石垣市内の病院に搬送され、目立った外傷はないという。

　11管によると、男性は与那国島の宿泊施設に数日前まで滞在していて、その後行方が分からなくなっていたという。発見時、男性の付近には所有者不明のカヌー1艇が漂流していた。11管は、事件事故の両面から慎重に調査を進めている。