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マンホールの蓋(ふた)にイラストが施された「デザインマンホール」は全国的に普及している。沖縄県内では、ご当地のゆるキャラが描かれたものや、ポケットモンスターなど人気のアニメキャラクターが描かれた色つきマンホールも見かけるようになった。読者から「デザインマンホールの発祥は沖縄だと聞いた。調べてもらえないか」とりゅうちゃんねる取材班に問い合わせがあった。
雨水の排水が下水道の大きな役割であることから、台風が多いとされる「二百十日(にひゃくとおか、立春から数えて210日目のこと)」を過ぎた9月10日は「下水道の日」に定められている。記念日にあわせてデザインマンホールについて探ってみた。
全国に約1万2千種類あるとされるデザインマンホール。その発祥は那覇市だと言われている。市の担当者によると、1977年に下水道の美化などを目的に市独自のデザインを施すことを決定。ガーラ(アジ)の魚群デザインが考案された。この「ガーラ柄」は現在も市内の至るところで目にすることができ、市民にとってなじみ深いデザインになっている。
那覇市のほかにも県内では少なくとも98種類の自治体オリジナルマンホールがあり、その図柄はバラエティー豊かだ。