県警は5日、役場や銀行の職員をかたる人物が、電話で還付金の返金を持ち掛けた上で自宅に訪れてキャッシュカードを預かり、現金をだまし取ろうとする特殊詐欺未遂事件が、同日だけで4件確認されたと発表した。電話の後、実際にはキャッシュカードを受け取る人物が訪れなかったため被害はなかったが、同様の手口で実際に現金をだまし取られる詐欺事件が多発しているとして、県警は注意を呼びかけている。
県警によると、電話を受けたのは本島北部に住む70~80代の男女4人。電話でキャッシュカードの暗証番号を聞き出されるなどされたという。
県警は「役場職員が保険料過払いの返金を電話で連絡することはない」「銀行員が他人のキャッシュカードを預かるようなことも絶対にない」と呼びかけている。