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水の汚染源は? 2019年に県が立入り申請も米軍からいまだ返事来ず 普天間飛行場 宜野湾ちゅら水会要請 沖縄


水の汚染源は? 2019年に県が立入り申請も米軍からいまだ返事来ず 普天間飛行場 宜野湾ちゅら水会要請 沖縄 環境部環境保全課の與儀喜真さん(右)に対して要請書を読み上げる宜野湾ちゅら水会の町田直美代表(左から2人目)=13日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 中村 優希

 宜野湾ちゅら水会は13日、県環境部を訪ね、米軍普天間飛行場内の地下水などの環境調査に関して、米軍に基地内への立ち入り申請をするよう求めた=写真。県によると2019年に汚染源の特定を目的に水質や土壌を調査するため、米軍に立ち入り申請をしたが、返事がないという。

 過去に環境補足協定第4条に基づき普天間飛行場返還前の埋蔵文化財発掘調査として基地内の立ち入りが認められていることなどから、宜野湾ちゅら水会のメンバーらは、同協定に基づいて返還前の調査を目的に申請するよう県に求めた。

 同会の町田直美代表は「状況が変わらず閉塞(へいそく)感がある。早めに手を打たないと、今以上に汚染が広がる。汚染源を絶つのが一番だ。県全体で考えてほしい」と話した。