県の2023年度調査で米軍普天間飛行場の周辺地域の一部地下水から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出された件で、松川正則宜野湾市長は14日、高濃度の数値に「びっくりした」と話し、「原因を究明するために、基地内立ち入りを」と求めた。沖縄防衛局への要請後、記者の質問に答えた。
高濃度の値が検出された市喜友名には「文化財に指定されている喜友名泉(チュンナーガー)もある」と懸念を示した。原因究明に向けて、これまで基地内立ち入りを市として申し入れているが実現していない。「普天間基地の返還に向けても支障除去に取り組まないといけない」と述べた。
(金盛文香)