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米軍、降下訓練中の落下物を否定 三連協の職員も目視で確認 嘉手納 沖縄


米軍、降下訓練中の落下物を否定 三連協の職員も目視で確認 嘉手納 沖縄 嘉手納基地にパラシュートで降下する米兵=8月23日午後6時22分(又吉康秀撮影)
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 【嘉手納】米軍が8月に嘉手納基地上空でパラシュート降下訓練を強行した際に、降下中の兵士が身につけていたライトが基地内へ落下する様子を琉球新報が確認し報じていたが、米軍は20日、「落下物はなかった」と否定した。米軍は取材に対し「全ての個人装備について100%、説明責任を果たすことができる」などと回答した。一方、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)も職員が「ライトのような物」が落下した様子を目視で確認しており米軍の説明と食い違いがある。

 8月23日の米軍のパラシュート降下訓練では午後5時15分から8回に分けて58人の兵士が降下した。本紙は同7時50分ごろ、7人の兵士がパラシュート降下した際、そのうち1人から緑色のライトが落下する様子を確認した。

 (梅田正覚、金盛文香)