17日発売の青年漫画誌「モーニング」に掲載された「社外取締役 島耕作」に、名護市辺野古の新基地建設への抗議参加者がアルバイトで日当をもらっているという事実と異なる表現があった問題で、発行元の講談社は24日、31日発売のモーニングに謝罪コメントを掲載すると本紙に回答した。
講談社はモーニングの公式サイトで、問題となった回の修正作業のため、電子版の配信を現在停止していると公表した。
モーニングは毎週木曜日発行の週刊誌。24日発売の最新号に謝罪コメントはなかった。講談社は「(24日発売の号は)先週半ばには校了していたため、紙面への(謝罪コメントの)掲載は間に合っていない」と説明した。
同問題を巡って講談社は21日に、モーニングの公式サイトに「日当」の発言が確認が取れていない「伝聞」だったとして、作者の弘兼憲史氏と連名で「読者の皆さまにお詫びするとともに、編集部と作者の協議の上、単行本掲載時には内容の修正を致します」との謝罪コメントを掲載した。
(吉田健一)