【浦添】27日投開票の衆院選で、県選挙管理委員会は29日、浦添市選管が県外在住の選挙人に不在者投票用紙を発送する際、小選挙区選挙用の投票用紙を入れ忘れるミスが1件あったと発表した。選挙人は小選挙区選挙で投票できなかった。
不在者投票を希望する選挙人には本来、小選挙区と比例代表選挙、国民審査用の投票用紙を、種別ごとに封筒に入れた上で、3種の封筒を一つのレターパックに入れて発送する。ミスが起きた事案は、小選挙区用の封筒に、誤って国民審査用の投票用紙を入れていた。市選管によると、作業工程で、レターパック内の封筒の数は確認していたが、封筒の中身まで確認しなかったことが原因とみられるという。
市選管の前川和人事務局長は「投票の機会を失わせた責任を、重く受け止めている。選挙人に謝罪し、再発防止に努めたい」と話した。