中南部でひき逃げが多発 1日に3件、小学男児らがけが 県警「必ず救護対応を」


中南部でひき逃げが多発 1日に3件、小学男児らがけが 県警「必ず救護対応を」 救急車
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 沖縄本島の中南部で1日、車と自転車との接触やバイク同士によるひき逃げ事件が相次いだ。いずれも軽傷で、命に別条はない。県警は現場から立ち去った車両の行方を追っている。

 1日午前8時ごろ、宜野湾市真栄原の市道で同市嘉数方面から沖縄国際大向けに交差点を右折しようとした車が、前方から自転車で走行してきた男性(30)と衝突した。男性は転倒しひざや手に擦過傷のけがを負った。

 宜野湾署によると、車の運転手は40代くらいの男性で、自転車の男性に声を掛けた上、その場から走り去ったという。署は「事故を起こしたら、相手が大丈夫と言っても警察に通報する義務がある。けがの状況も確認し、必要があれば救護対応も必ず行ってほしい」と呼びかけている。

 午後4時半ごろにも、北谷町砂辺の町道で交差点を進行中の車が、自転車に乗り付近の路地から交差点に進入してきた10代の小学男児と接触した。男児は転倒し、頭の打撲やひじなどに擦過傷のけがを負った。車はそのまま現場から走り去ったという。

 午後7時35分ごろには、那覇市前島の国道58号で同市久茂地方面から天久向けに走行中のバイクが、前方で車線を変更しようとしていた原付バイクと接触した。原付バイクに乗っていた運転手の30代男性は転倒し、ひじに擦過傷のけがを負って本島南部の病院に搬送された。接触したバイクはそのまま天久方面に走り去ったという。