国の史跡に指定されている沖縄県浦添市の浦添城跡内にある「浦添ようどれ」で3日、ラッカースプレーによると思われる落書きが3カ所で見つかった件で、浦添署は25日、氏名不詳者と共謀の上、アルファベットのような文字などの落書きをしたとして、文化財保護法違反容疑で沖縄市の飲食店従業員の男(22)、浦添市の無職の男(26)を逮捕した。捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は3日午後10時20分ごろから同30分ごろにかけ、浦添市の浦添城跡内にある「浦添ようどれ」を毀損した疑い。
浦添ようどれは、浦添城跡内にある琉球王家の墓。英祖王統の陵墓と第二尚氏王統第7代王・尚寧の一族が葬られている陵墓からなる。沖縄戦で破壊されたが、1996年の発掘調査の後、2005年に復元された。