壁面などにスプレーで落書きされた国指定史跡の浦添城跡内にある「浦添ようどれ」に再び3人組が侵入し、落書き部分が削られるなど新たな傷が見つかった問題で、浦添市教育委員会は9日、落書きの上を何らかの工具でこすった傷である可能性があるとの見方を示した。
監視カメラには6日午前1時20分ごろから同40分ごろの間に、上着のフードを深くかぶった人物ら3人が、立ち入りを禁止する柵の下をくぐって出入りする様子などが記録されていた。
今月3日に落書きする様子が監視カメラに写っていた3人組と今回の3人が同一人物かどうかは不明だが、浦添署は文化財保護法違反の疑いで捜査しており、落書きとの関連も視野に人物の特定を進める。
9日に報道陣に現場が公開され、落書き部分を円状に削ったような形で傷がつけられていた。落書きは全体的に消えていたが所々残っていた。