【防犯カメラ映像あり】国王の墓「浦添ようどれ」に落書き 国史跡 器物損壊疑いで捜査 沖縄


【防犯カメラ映像あり】国王の墓「浦添ようどれ」に落書き 国史跡 器物損壊疑いで捜査 沖縄 浦添ようどれ「西室(英祖王陵)」の落書き=4日、浦添市の浦添ようどれ
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 国の史跡に指定されている浦添市の浦添城跡内にある「浦添ようどれ」で3日、スプレーによるものと思われる落書きが3カ所で見つかった。同日午後2時ごろ、城跡を巡回していた浦添グスク・ようどれ館の職員が見つけた。浦添署は同日、市教育委員会から通報を受け、文化財保護法違反や器物損壊の疑いを視野に捜査を進めている。

 浦添ようどれは、琉球王国初期の国王の墓と伝えられている。監視カメラの映像を確認したところ3日午前10時30分ごろ、上半身裸の2人を含む3人組がようどれを囲う塀の上を歩き、1人が西室前の柵を倒して中に入り、落書きする様子が確認されたという。

 落書きは東室と西室に向かう道中の説明板と、中御門(なかうじょー)の内側、西室(英祖王陵)の壁面の3カ所で見つかった。巡回中の職員が発見し、市教育委員会に連絡した。