本島北部で8日から続いた大雨の影響で、住居の浸水など多くの住民が被害を受ける中、県警本部は11日、機動隊員ら約15人の職員を被災地域に派遣した。名護署からの要請による。機動隊員は被災実態の把握や、住人の避難に伴って無人となった家屋などの防犯パトロールを行った。
県警機動隊によると、県外の災害発生地域ではこれまでに、業者に紛れて金に換えられそうなものを持ち出す盗犯などが発生している。被害状況などを県警本部内で共有し、名護署と連携して引き続き警戒にあたる。
また名護署は11日、被害が大きかった国頭と東、大宜味の3村を中心に署員約20人を動員してパトロールを実施した。署によると、12日は国頭村比地と東村有銘などで、署員を巡回させて地域住民の要望などを聞き取り、今後の対応を検討する方針。