辺野古新基地建設工事の関連事業を巡って9億円の出資トラブルが起きている件で、問題となっている契約に関わった団体の代表理事で、CSS前事務局長の男性は4月、名護市内で本紙の取材に応じた。主なやりとりは以下の通り。
―9億円の返還を求められている会社経営者との関係は。
「うちのコンサルタントをしてもらっている」
―「協力金」の返還でトラブルになっている。
「こちらでは分からない。契約書なりなんなりを見てもらえばいい。こちら側で話せることはない。(被害を訴える男性と会社経営者に)直接話をしてもらえばいい」
―会社経営者側は否定している。
「じゃあ、(男性の訴えは)違うのだろう」
―被害を訴える男性と都内で会席したのか。
「名刺は交換したが、会席などはない」
―その場で事業内容について説明があったと主張しているが。
「それはない」
―会社経営者からの依頼で立ち会ったのか。
「深い内容は分からない。本当に直接聞いてもらった方がいい」
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