玉城デニー知事は20日の定例記者会見で、陸上自衛隊と在沖米海兵隊などによる日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」で陸自の輸送機V22オスプレイ1機が新石垣空港を使用したことについて、「自粛要請を顧みることなく新石垣空港で訓練したことは誠に残念」と話した。
日米共同の訓練の必要性については認めるとした上で「大規模な訓練の実施は県民に不安を生じさせかねない」として、沖縄防衛局に対して県民生活への影響を最小限とすることや、県・関係市町村や住民への情報提供などを求めた。
19日に、県議会野党を中心に県議計23人が、玉城知事の問責決議案を提出したことについて「内容も含め、真摯に受け止めたい。自らの知事としての判断と責任において、誠実に県の業務を管理し、それを執行する義務を持っている。引き続き、公務への信頼回復に全力で取り組んでいきたい」と述べた。
30日に第1回口頭弁論が予定されている代執行訴訟に向けて「これまでもこれからも、県民の平和と暮らしを守り支えていくと、口頭弁論で伝えなければならない」と話した。(沖田有吾)