沖縄県の玉城デニー知事は31日、県庁で定例記者会見を開き、 2019年の火災で首里城が焼失してから5年の節目を迎えたことを受けて「多くの県民の心のより所、象徴である首里城の正殿をはじめ関連施設の完成に向けて、国や関係機関と連携して取り組んでいきたい。多くの方々に、首里城の正殿の完成を心待ちにしてほしい」と話した。
首里城の防火対策として、国は正殿にスプリンクラーを新設し、屋内消火栓や監視カメラなどの設備を強化する。県は国営公園部分と県営公園部分の区域を横断した迅速な対応ができるように、防災センターの設備整備や管理体制の強化を進めている。知事は「県が責任を持って防災防火業務に取り組む」と話した。