2019年10月の首里城火災から31日で4年が経過する。22年11月に正殿の起工式が行われ、再建工事が本格化した。沖縄総合事務局担当者によると工事は順調に進んでおり、着々と26年秋の正殿再建に近づいている。
「令和の復元」に向けて国は「首里城復元に向けた技術検討委員会」(高良倉吉委員長)を定期的に開催。首里城再建のための防災、彩色などの詳細な仕様等について各ワーキング部会で検討する。県も「首里城復興基金事業監修会議」(田名真之委員長)を開き、彫刻や焼物など4分野で製作に関する監修を行っている。正殿には、27日に国王の玉座にあたる御差床(うさすか)の上部に小屋丸太梁(こやまるたばり)が据え付けられた。
(與那原采恵)
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