松野博一官房長官「潜在的な物質的不具合」 米軍オスプレイ飛行停止で


松野博一官房長官「潜在的な物質的不具合」 米軍オスプレイ飛行停止で 松野博一官房長官
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 【東京】鹿児島県屋久島沖の米空軍CV22オスプレイ墜落事故で、米軍が全ての軍種のオスプレイの飛行を一時停止すると発表したことを受け、松野博一官房長官は7日午前の会見で「(米軍は)潜在的な物質的不具合が事故を引き起こしたことを示唆しているが、根本的な原因は不明である旨、発表していると承知している」と述べた。

 オスプレイの飛行の一時停止に関する米軍の発表について記者団から問われて答えた。

 松野氏は、米軍が日本時間の午前9時に「すべてのオスプレイの運用停止措置を導入している旨、発表したと承知している」と明かした。

 松野氏は「詳細は米側に確認中だが、政府としては事故発生直後から米側に対し、国内に配備されたオスプレイについて飛行に係る安全が確認されてから飛行を行うよう正式に要請している」とこれまでの日本政府の対応を強調した。

 今後の対応については「航空機の運用に当たって、飛行の安全を確保することが最優先であることは言うまでもない。オスプレイについては、自衛隊も運用しているところであり、飛行の安全確保のため引き続き米側に情報共有を求めていきたい」と述べた。