7月5日任期満了の糸満市長選はこれまでに、2期目を目指す現職の當銘真栄氏(57)、元県議で新人の上原正次氏(68)、市議で元自民党県連青年局長の新人、新垣勇太氏(39)の3人が出馬を表明している。また、市民の中には革新系市議を推す声もある。
當銘氏は昨年7月に出馬表明した。公約とする真栄里地区物流団地造成や高嶺小中一貫教育校の2期目での達成を掲げる。
同6月に出馬表明した上原氏は、国道331号バイパス整備に伴う交通アクセス向上を生かした早期の企業誘致を主張する。
新垣氏は同9月、保守系市議らの要請を受け出馬表明した。民間力活用による市事業の収益性向上、市民サービス拡充を訴える。
上原、新垣の両氏は自民県連に推薦願を提出している。共に糸満出身で、上原氏は門中や地縁、新垣氏は若い世代を中心に浸透を図る見通しだ。武富が地盤の當銘氏は、前回市長選同様に特定の政党からの推薦は受けず、「市民党」を前面に打ち出し幅広い層から支持を得たい考えだ。
市選挙管理委員会は県議選と同日の投開票を検討しており、1月に日程を決める。
(岩切美穂)