暖かい沖縄へ避難を 県が能登半島地震被災者の受け入れ方針発表


暖かい沖縄へ避難を 県が能登半島地震被災者の受け入れ方針発表 沖縄県庁(資料写真)
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 沖縄県は12日、能登半島地震の被災者受け入れを正式に発表した。300人程度を想定し、負担軽減として宿泊費1日当たり7千円まで、交通費は県外と那覇空港間の航空運賃往復費用全額を支援する。

 ホテルや旅館業組合などと連携し、宿泊施設を確保する。また県営住宅をはじめ、公営住宅の確保に努める。被災者の状態に応じた医療、福祉、教育サービスを提供するほか、精神的なケアも行う。

 玉城デニー知事は「厳冬の被災地から、広域的・短期的な避難先として沖縄県へ避難されることを想定し、市町村や民間とも連携して、県民が一丸となって支援に当たりたいと思っております。長い歴史の中で培われた県民の相互扶助の精神、チムグクルを発揮しようではありませんか。被災者の皆さま、どうぞ安心して温暖の地、沖縄においで下さい」などとするメッセージを発表した。

 15日から県の被災者支援ワーキングチームで相談を受け付ける。平日午前9時~午後5時。(電話)098(866)2107。(沖田有吾)