会見で記者の質問に答える玉城デニー知事＝18日午前、県庁（喜瀨守昭撮影）
沖田 有吾
玉城デニー知事は18日の定例記者会見で、2月2～6日にウチナーネットワーク次世代継承事業としてフィリピンとシンガポールを訪問すると発表した。現地県人会との交流や、フィリピンの米軍基地跡地の開発状況の視察などを予定している。県が注力する地域外交の一環という。
両国の日本大使館、観光・物流関連企業などを訪問予定。具体的な訪問先は調整中という。フィリピンでは経済特区となったスービック、クラーク米軍基地跡地のいずれかの視察を検討している。
玉城知事は「沖縄県の人材育成や文化交流、経済発展に向けた情報収集と意見交換をしていきたい。世界中から投資を呼び込むなど、大きな経済効果を生み出しているフィリピンの米軍基地跡地の開発状況を視察したい」と話した。
同事業は、世界のウチナーンチュのネットワークを継承するために、知事や副知事が現地を訪問し交流を促進する。昨年8、9月にはブラジルと北米を両副知事が訪問した。
（沖田有吾）
