首里城周辺などを「モデル的地区」に選出 沖縄の風景づくり協議会


首里城周辺などを「モデル的地区」に選出 沖縄の風景づくり協議会 守礼門(中央)と周辺の街並み=2023年6月、沖縄の首里城公園
この記事を書いた人 Avatar photo 與那原 采󠄀恵

 官民一体で沖縄の風景づくりに取り組むため、国や自治体、関係団体などで構成する美ら島沖縄風景づくり協議会(会長・池田孝之琉球大名誉教授)は8日、県市町村自治会館で総会を開いた。県特有の風土に根ざしたさまざまな魅力を有する「モデル的地区」に首里城周辺などを選出したと報告した。

 モデル的地区は、県の風景づくりのトップランナーとして他地域をけん引する「風景づくり先導地区」と、現時点で良好な景観が形成、または形成に向けた取り組みが予定されている「風景づくり促進地区」の2種類に分かれる。促進地区に選ばれた地域は先導地区への格上げを目指す。

 先導地区には首里城周辺地区(那覇市)と、浦添グスク周辺地区(浦添市)が認定された。壺屋地区(那覇市)、西海岸景観地区(浦添市)、ゲート通り地区(沖縄市)、山巓毛(さんてぃんもう)地区(糸満市)、獅子森地区(石垣市)は促進地区へ認定された。

 (與那原采恵)