【浦添】浦添市議会(比嘉克政議長)は6日の3月定例会本会議で、古波蔵保尚氏(子市未)の同本会議一般質問での発言を巡る、問責決議を賛成多数(賛成17、反対1、退席6)で可決した。問責決議案は自民党・第1てだこ会から第6てだこ会までの6会派11人と、無所属の会の2人、計13人が連名で提出した。同市議会での問責決議の可決は初。
決議は、古波蔵氏が、NTTデータ九州と市の訴訟に関し一般質問をした際に「現役代議士と市長の間に利害関係がある」などと発言した点を「根拠のない自己の意見」と指摘。同氏は議会での発言訂正や取り消しが計5回あったことなどを問題視し「猛省を強く求め決議する」とした。
古波蔵氏は「発言には根拠があり、行き過ぎているとは思わない。(問責決議可決は)議員の言葉を封じることにもつながる」と話した。
(藤村謙吾)