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「親として不安どころか恐怖さえ」 オスプレイの飛行禁止求める #コドソラ、防衛局に要請 沖縄


「親として不安どころか恐怖さえ」 オスプレイの飛行禁止求める #コドソラ、防衛局に要請 沖縄 要望書を伊藤晋哉沖縄防衛局長(右)に手渡す「#コドソラ」の村上陽子さん=25日、嘉手納町の沖縄防衛局
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】米軍機の部品落下事故があった緑ヶ丘保育園の元保護者らでつくる団体「#コドソラ」は25日、嘉手納町の沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、米軍普天間飛行場を離着陸するオスプレイの飛行を禁止するよう求めた。コドソラの村上陽子さんが伊藤局長に要望書を手渡した。伊波洋一参院議員も同席した。

 要望書では鹿児島県・屋久島沖での墜落事故の原因が不明なまま、オスプレイが飛行再開したことに「地域住民として不安しかない」と訴えた。飛行を再開した14日には小学校や保育園の上空を低空飛行していたと指摘。「今後、子どもたちの空は一体どういう状況になるのか。親として不安どころか恐怖さえ感じている」とし、オスプレイの飛行禁止のほか、米軍機の学校上空の飛行禁止、普天間第二小学校内の土壌調査と有機フッ素化合物(PFAS)の汚染特定箇所の土壌入れ替えを求めた。

 伊藤局長は「外来機を含め、普天間飛行場を離着陸する航空機は学校等の上空飛行を最大限可能な限り避けるようにしていると承知している。合意を順守して影響を最小限にとどめるよう求めていく」と述べた。

 コドソラの与那城千恵美代表は「アメリカを守るために、防衛のために沖縄の人々は犠牲にならないといけないのか」と訴えかけた。

(名嘉一心)