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【一覧あり】沖縄県議選まで2カ月 67人が立候補予定 48議席争う 6月16日投開票 デニー県政の「中間評価」


【一覧あり】沖縄県議選まで2カ月 67人が立候補予定 48議席争う 6月16日投開票 デニー県政の「中間評価」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 6月16日の県議会議員選挙の投開票日まで2カ月となった。15日現在、定数48議席を巡って県内13選挙区で現職、前職、新人合わせて67人が立候補を予定している。

 玉城デニー県政の中間評価にも位置付けられ、県政与党が過半数を維持するか、野党などが多数になるかが最大の焦点。経済振興や辺野古新基地建設など米軍基地問題に加えて、自衛隊配備強化の是非も争点となる。

 県議会は2018年10月の玉城県政誕生以降、与党多数が続いている。現状は定数48のうち与党24人、野党18人、中立6人。立候補予定者67人では与党系が31人、野党系が26人、中立系が10人。

 政党別では、野党の自民が現職15人と新人5人の計20人を公認し、新人2人を推薦している。自民は公認・推薦の22人全員が当選しても過半数に届かないが、現職2人と新人2人の計4人を擁立する中立の公明との自公連携で過半数奪取を狙う。

 与党では共産が現職6人と新人1人の計7人を公認した。立民は現職3人、新人2人の計5人を公認。社民も現職2人と前職1人、新人2人の5人を公認した。社大は現職1人と新人2人の計3人を公認した。与党は各政党・会派で相互に推薦し合うなど「オール沖縄」勢力の枠組みを生かし過半維持を図る。

 中立の維新は現職1人と新人2人の計3人を公認しており、現有2議席からの上積みを目指す。また擁立を協議していた浦添市区の亀川雅裕氏と石垣市区の箕底用一氏は出馬を見送った。

 立候補予定者のうち無所属は18人。与党系は現職7人、新人4人の計11人、野党系は新人4人、中立系は新人3人が出馬を決めている。
15日現在、豊見城市区(定数2)と石垣市区(定数2)はそれぞれ現職2氏が出馬を表明している以外に目立った動きはなく、無投票の可能性もある。 

(’24県議選取材班)

※4月16日に元那覇市議の宮城恵美子氏(75)が立候補を表明しました。【関連】新人宮城氏が立候補を表明 那覇市・南部離島区

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