玉城デニー知事は21日、米軍の伊江島補助飛行場の滑走路を視察した。米軍は、伊江島補助飛行場の滑走路が整備されていないことを理由に、嘉手納基地で5カ月連続でパラシュート降下訓練を実施している。知事は米軍側から「ボーリング調査などの結果が出た時には伊江村と県にも報告する」と伝えられたという。
玉城知事は21日、平和祈願祭に参加するために伊江島を訪れた。名城政英村長から提案を受け、滑走路を視察した。
米軍側からは「現在、滑走路の厚みが30~40センチ程度で、長期的に使うとなればもう少し厚く改修するかもしれない」と補修の長期化を示唆するような発言もあったという。
県は、伊江島補助飛行場の滑走路が使えないのであれば、県外・国外で訓練をするよう求めている。
(沖田有吾)