沖縄平和市民連絡会など17の市民団体は1日、名護市辺野古の新基地建設に伴う工事に関し、埋め立て承認を再撤回するよう玉城デニー知事宛てに要請書を提出した。要請書では、埋め立て承認再撤回の理由として、辺野古新基地の耐震設計の不備や、大浦湾一帯の生物環境、基地建設反対が多数となった2019年の県民投票の結果など8項目を挙げた。
県担当者は「引き続き検討していきたい」と述べるにとどめた。
沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は、県が再三にわたって中止を求めているにも関わらず工事を継続する国の姿勢を疑問視し「(国は)工事を続けることに意味があって、(新基地の)完成は目標になっていない」と述べた。
(與那原采恵)