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【陸幕長の会見要旨】初代群長の寄稿「当時のまま引用」 牛島司令官の辞世の句HP掲載


【陸幕長の会見要旨】初代群長の寄稿「当時のまま引用」 牛島司令官の辞世の句HP掲載
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 陸上自衛隊第15旅団がホームページで日本軍第32軍牛島満司令官の辞世の句を掲載している件で、森下泰臣陸上幕僚長が記者会見で報道陣と交わした主なやりとりは次の通り。
   
 ―第32軍は陸自の前身なのか。

 「(15旅団前身の臨時第1混成群)初代群長が寄稿したのをそのまま載せた。前身と位置付けて沿革に載せている訳ではない」

 ―関係なければ沿革で載せる必要もないのではないか。

 「初代群長の訓示とともに辞世の句があったので総じて当時のまま引用して載せている」

 ―初代群長は32軍と連続性があると認識して牛島氏の辞世の句を寄稿したのか。

 「連続性があるという認識の下に書いたとは思っていない」

 ―辞世の句の掲載で、住民避難より軍事作戦を優先させた日本軍と同じ体質と見られるがどうか。

 「陸自は旧軍と違うという認識の下で行動しているが、誤解を生んでいるのは(意図が)正しく伝わっていない証しだ」

 ―誤解を生みかねないのであれば、すぐ削除すれば済むのではないか。

 「それも含めて検討している」

 ―住民との関係性をどう考えているのか。

 「地域の理解と協力がなければ活動できないと思っている」