【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は3日、在沖米国総領事館と嘉手納基地の第18航空団に対し、昨年12月に発生した米兵少女誘拐暴行事件に関する抗議要請書を手渡した。要請を終えた嘉手納町の當山宏町長は「要請した各項目に対し、より具体的な回答が得たかった」と述べた。
要請書では、三連協が米兵などの事件事故に抗議を続けてきた中で、少女誘拐暴行事件が発生したことについて「これまで講じた対策は実効性がない」とし、再発防止策の実施や、被害者への謝罪と完全な補償、米軍人・軍属の管理教育の徹底など5項目を求めた。
要請を受けた第18航空団のローラ・ラモス第18任務支援群大佐は、被害者への謝罪などについて「裁判の推移を注視していく」と述べるにとどめたという。
(福田修平)