玉城デニー知事は5日の定例会見で、糸満市摩文仁の平和の礎の刻銘をインターネット上に公開してほしいとの要望があることについて「検討に値する」と述べ、前向きな姿勢を示した。現在、平和の礎の刻銘は、礎の入口と県平和祈念資料館内にある検索機でしか調べることはできない。
玉城知事は、資料館のリニューアルに向けた取り組みを進めていると説明した上で「検索の方法やプラットフォームの整備を今後どう行っていくか。検討していただきたいと呼びかけたい」と述べた。
会見に同席した溜政仁知事公室長は「名前の検索は現場に行かないとできないという指摘を県も受けている。公表するか担当課で検討している」と話し、検討を始めていることを明らかにした。
(滝本匠)