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宜野湾市長選、9月8日有力 保守とオール沖縄、擁立急ぐ


宜野湾市長選、9月8日有力 保守とオール沖縄、擁立急ぐ 宜野湾市役所(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 宜野湾市は26日、市選挙管理委員会に市長死去を通知した。公職選挙法は通知から50日以内に選挙を実施すると定めており、9月14日までに市長選が執行されることになる。市選管は早ければ29日に会議を開き、日程について話し合う。

 期日まで余裕を持たせることや投票率向上の点から、50日以内で最後の日曜となる9月8日投開票が有力とみられる。

 候補者の選考については、県政の与野党ともに地元組織の意向を重視する構え。急逝に伴う短期決戦のため、知名度の高い市長経験者や県議、市議などの名前が取りざたされている。

 後継となる保守系からは、前市長の佐喜真淳氏(59)、市議会議長の呉屋等氏(61)、市議で前議長の上地安之氏(65)らの名前がささやかれている。

 オール沖縄側も擁立を急ぐ構え。知名度のある県議や県議経験者、市議らから選ばれるとの見立てがある。県政与党関係者は「協議は市議を中心に進めることになる。地元が一枚岩で候補者を決めて態勢をつくっていく必要がある」と語った。

 関係者の一人は候補者選考について「(松川氏の)初七日が終わってから本格化するだろう」と話した。

 復帰後初の市長選となった1973年は革新系が勝利。その後、77~85年の保守市政をはさみ、85年から2012年までは革新市政で、12年以降は保守市政が続いている。