宜野湾市は2025年度からの新たな「第5次宜野湾市総合計画基本構想(案)」のパブリックコメントを8月5~19日の期間、市の窓口やホームページ(HP)で募集したが、寄せられた意見は0件だったことが8日までに、分かった。市の担当者は「市の交流サイト(SNS)でも告知したが、残念ながら意見はなかった」と述べ、次回は市報にQRコードを掲載するなどし、周知方法を改善するとした。
市総合基本構想は市の今後10年間の施策の方向性を示す重要な資料。市当局は構想に沿って基本計画を策定し、事業を実施していく。だが、市民の意見がほとんど反映されなかったことになる。市は今後、基本計画案を策定し、12月ごろにパブリックコメントを募集する予定だ。
担当者は「基本構想は構想という性質上、あまり具体的な内容は書いていない。今後示す基本計画案は記述が具体的になりイメージしやすいので多くの意見を頂ければと思う」と話した。
(梅田正覚)