【動画あり】米軍と陸自、公道・民間空港使い訓練　離島で負傷し那覇へ後送を想定　与那国　沖縄

　陸上自衛隊と米海兵隊は1日、共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン24」の一環で与那国町の公道や与那国空港を使用した。

　患者輸送訓練を実施した。米兵らが車両で与那国空港に入り、飛来していた自衛隊の輸送機に乗り込んだ。空港には市民らが駆け付け中止を求めた。　

　レゾリュート・ドラゴン24では、那覇市の自衛隊那覇病院を沖縄医療拠点として離島で負傷した隊員や兵士を同拠点に後送することを想定して輸送訓練を実施している。1日は与那国駐屯地から車両で患者役を運び、空港で輸送機に乗せて那覇に送る動作を確認したとみられる。

　那覇の沖縄医療拠点では訓練期間を通して日米共同での衛生対応を訓練しており、県内米軍施設や九州の自衛隊施設との往来も予定されている。

　陸自は九州・沖縄の防衛警備を担当する西部方面隊など約5700人、米軍は在沖海兵隊など約3200人の計約8900人が参加する。米海兵隊との訓練では国内最大規模となる。

（明真南斗）