【東京】石垣市の中山義隆市長は6日、環境省へ尖閣諸島の希少野生生物や自然環境を保全するための対策を求めた。尖閣諸島にはセンカクツツジやセンカクモグラなど貴重、固有な動植物が確認される一方で、海岸漂着ゴミも確認されているという。
中山氏は市などによる船上調査では限界があるとし具体策を講じるため早急に上陸調査をするよう要請した。
対応した国定勇人環境政務官は「尖閣諸島の問題は政府全体の方針の中でやっていかなくてはいけない問題であり、環境省単独で何ができるかについてはかなり制約がある」と説明した。
要請を終えた中山氏によると「(国定氏は)環境省のみでやるというのは難しい」との考えを示したという。
(斎藤学)