沖縄総合事務局は沖縄の過度な車依存社会からの脱却を目的に、沖縄の交通や都市の再構築を図る取り組みを始めている。
21日、行政と経済界でつくる「沖縄交通リ・デザイン県民運動推進会議」が那覇市内であった。行政や企業が一緒になり、県民が自発的に公共交通を利用できるような仕組みづくりをしていこうと確認した。
会議では脱炭素社会に向け二酸化炭素の排出量が県内の各部門で減少する中、自動車などの運輸部門は排出量が増加傾向にあると報告があった。 沖縄総合事務局は昨年度から「沖縄交通リ・デザイン」の枠組みをつくり、住民や観光客らを巻き込みニーズを把握する「パブリックインボルブメント(PI)」方式で意見を聞いたり、経済団体などと会議を重ねたりした。
(石井恵理菜)