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【衆院選沖縄3区】AIで候補者の第一声を分析 訴えの特徴は? キーワードは?


【衆院選沖縄3区】AIで候補者の第一声を分析 訴えの特徴は? キーワードは?
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 15日に公示された衆院選で、県内候補者の訴えにどのような特徴があるのか。キーワードの使用頻度や重要度などを色や大きさで可視化する「ワードクラウド」の手法で、沖縄3区、沖縄4区の候補者の第一声を読み解いた。ベンチャー企業「ユーザーローカル」が無料で提供する「AIテキストマイニングツール」を活用。分析に当たり、「いただく」や「まいる」、「皆さん」など、政策と直接関連しない用語の一部を除外した。

屋良朝博さん 争点は「裏金」強調

 衆院選の「争点」は自民党による「裏金」隠しだと強調し、石破首相による「自分勝手な解散は許さない」と語るなど、自民党政治を繰り返し批判した。石破首相が幹事長時代に掲げた500億円の「名護振興基金」構想にも言及し、辺野古反対の民意を「踏みつぶそうとした」と強調。自民党による古い政治を「打ち破っていく」ことが争点だと呼びかけた。

島尻安伊子さん 交通政策を前面に

 沖縄市の沖縄北インターチェンジから与勝半島を結ぶ「中部東道路」の早期事業化など交通政策を前面に打ち出した。沖縄担当相時代に予算化した子どもの貧困対策事業の拡充にも意欲を見せ、子どもの夢がかなう沖縄をつくりたいと訴えた。石破首相が掲げる「地方創生」にも言及。友党公明との協調関係も強調し、選挙戦を「走り抜く」決意を示した。

新城司さん 党政策細かく説明

 公認を得た「参政党」が主要ワードに浮かび、特定の支援団体を持たない党の特徴や、掲げる政策を細かく説明した。政府が目指す「賃上げ」が実現していないと指摘。参政党が経済政策の柱の一つとする「積極財政」と「減税」による経済成長を強調した。教育の見直しや国民が自ら憲法を作る国民運動を推進し、国家「アイデンティティー」の確立を訴えた。