金武レッド・ビーチに米軍輸送艇が着岸、自衛隊の大型トラックも 日米統合演習が本格開始 沖縄  


金武レッド・ビーチに米軍輸送艇が着岸、自衛隊の大型トラックも 日米統合演習が本格開始 沖縄   着岸した米陸軍LCU艇から車両が出てくる様子=23日午前8時50分頃、沖縄県金武町の金武レッド・ビーチ
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 【金武】日米共同統合演習「キーン・ソード25」が23日、全国各地で本格的に始まった。沖縄県金武町の米軍施設「金武レッド・ビーチ」で同日午前、米陸軍LCU艇(輸送艇)が着岸、自衛隊の大型トラック2台が積み下ろされる様子が確認された。米軍と自衛隊は11月1日までの訓練期間中、米軍施設や自衛隊施設のほか、県内の民間空港、港湾など8カ所を使用し、戦闘、後方支援などさまざまな訓練を実施する。

 金武レッド・ビーチでは23日午前8時50分頃、着岸した陸軍LCU艇から車両が出てくる様子が確認された。施設内には米軍兵と自衛隊員の姿も複数確認された。防衛省統合幕僚監部の発表によると、同訓練は「統合後方補給・衛生訓練」の一環で、長崎県の佐世保軍港からレッドビーチまでを航行し、米軍船舶による自衛隊車両の登載検証を実施するとしている。同監部は、運ばれてきた自衛隊車両について「公道等は使用しない」と説明している。

 キーン・ソード25は、日米による国内最大規模の実動訓練で、自衛隊約3万3千人、米軍約1万2千人の計約4万5千人が参加する。全国で自衛隊の艦艇や航空機が利用する民間空港は12カ所、民間港湾は20カ所に上る。県内では那覇、新石垣、与那国の3空港と中城湾、那覇、平良、石垣、久部良の5港も含まれている。