【東京】トランプ氏の勝利が確実となった米大統領選について、玉城デニー知事は6日午後6時半ごろ、出張先の東京都内で取材に応じ「(米軍基地問題について今後)どのような考え方を発信するのか注目しておかなければならない」と語った。
沖縄の基地負担軽減に向け、どう対米交渉を進めるか問われ「(両候補とも)沖縄の米軍基地問題や日米同盟について細かい点まで一連の選挙演説では言及していないと考えている」とし、今後の発信を確かめた上で「どのような行動ができるのか検討する必要がある」と語った。
過去にトランプ氏が在日米軍撤退を示唆する発言をしたことに対する見解を問われ「安定的な内容ではなく、国内メディアでもあまり信ぴょう性が高いというような報道もなかった」と述べるにとどめた。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザに言及し「新しい大統領がどのようなメッセージを発し、悲惨を極める世界の状況に歯止めを掛けることができるのか。本当に求められるリーダーの姿になると期待したい」と述べた。
(明真南斗)