【アルゼンチン】日本との親善推進 県系2氏、貢献で評価


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 アルゼンチンで活躍する、宮里昌栄さんと比嘉アントニオ・善雄さんの県系2氏は、日本とアルゼンチンの友好親善推進に貢献したとして、日系社会から高い評価を得ている。昨年9月には2011年度外務大臣表彰を受賞。

授賞式がアルゼンチン大使公邸で行われ、石田仁宏大使(当時)から、表彰状と記念品が贈呈された。
 宮里昌栄さんは1928年、西原町生まれ。59年に移住し、コルドバ州で約50年にわたり、空手を指導した。指導を受けた弟子は7万5千人にも上る。青少年教育や生活困窮者の支援にも貢献し、草の根レベルから日本との親善に貢献した。
 比嘉アントニオ・善雄さんは34年、ブエノスアイレス生まれ。幼少時、教育のため母と沖縄へ行き、52年帰国。大学法科卒業後、弁護士事務所を開設。日系社会からの各種相談に応じ、多くの日系団体の法的手続きなど無償で支援してきた。
(大城リカルド通信員)