【ロサンゼルス】2世週祭 日本の伝統文化紹介


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沖縄民謡などを踊りながら行進する北米沖縄県人会芸能部員ら=8月12日、米ロサンゼルスのリトル東京

 約1カ月にわたってさまざまな催しが行われた第72回2世週祭は8月12日夕、米ロサンゼルスのリトル東京でパレードがあり、最高潮に達した。

日本文化の紹介、ロサンゼルス区域の経済の発展、他人種との友好を図るため始めた2世ウイーク。ことしのテーマは「世界の人々との協調」。200以上の七夕祭りの飾りがたなびくリトル東京付近で、日本の伝統文化や現代の日本の実相などを紹介する各種展示、イベントも開催され、大勢の参加者で祭りは盛り上がった。
 多くの団体や個人、山車、オープンカー、スポーツカー、日本舞踊、空手・柔道・剣道などが車上や道路上で実演された。ことしの2世ウイーク女王に選ばれたエミリー・フォリックさん一行が人目を引いた。東日本大震災の被災地福島の「郡山少年少女合唱団」が、米国からの復興支援に感謝の意を込めた美しい歌声で合唱、パレードにも参加した。
 北米沖縄県人会芸能部(中島理智子部長)は約40人が沖縄民謡「島や若夏」と中村美律子のヒット曲「河内おとこ節」を踊りながら行進。振り付けは宮城能松さん、与那嶺恵子さんが担当した。日系パイオニア賞受賞者の沢岻安和さんがオープンカーに乗り観客に笑顔を振りまいた。(当銘貞夫通信員)