【ペルー】名護郷友会40年祝う 余興たっぷり先人に感謝も


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祝典終了後、記念撮影した祝典実行委員のメンバー=県人会館・西銘順治大ホール

 在ペルー名護市郷友会(リカルド渡嘉敷会長)はこのほど、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで、盛大に郷友会創立40周年祝典を開催した。

 1972年、沖縄の日本復帰の年に、当時の屋部村、羽地村、屋我地村、久志村出身の在ペルー移住者と名護市出身者も含めて統合、在ペルー市町村人会の中で最も世帯数の多い「名護市郷友会」が新たに誕生した。
 祝典には、山城アキラ日系人協会会長代理、赤嶺貴子日系婦人会会長代理、ルイス嵩原ペルー沖縄県人会長、エレーナ石松ペルー沖縄婦人会長、各市町村代表、「名護まさー」の会員家族も大勢駆け付け、共に節目の40周年を祝った。
 セレモニーはリカルド宗秀・我那覇さんの司会で始まり、最初に「名護市民の歌」が斉唱された。続いて渡嘉敷会長から歓迎のあいさつがあった。ペドロ宗孝・我那覇副会長は、先駆移民から今日に至る郷友会の成り立ちと、比嘉吉元氏、比嘉廉助氏、吉本栄助氏、比嘉栄長氏、翁長良真氏、与那嶺清栄氏、運天寛明氏、徳村政繁氏ら歴代県人会長として活躍した先人たちを紹介した。
 80歳以上の56人の高齢者に対し、郷友会から感謝状と記念品が手渡された。続いてマヌエル恒夫・比嘉県人会顧問によって高らかに「サルー・カンパイ・カリー」と乾杯の音頭が唱和され、セレモニーは終了した。
 ビュッフェをはさみ第2部の余興に入った。ノリ比嘉さんのウチナーグチを交えたユーモアたっぷりの司会で琉球舞踊、歌・三線、カラオケ、ペルー民族舞踊など22演目もあるプログラムは時間を忘れさせるほど楽しい雰囲気。最後は記念撮影で閉会、次回の50周年での再会を約束し合った。
(赤嶺光弘通信員)